1 反対の立場の人の意見も聞く
2 発言者の立場と希望を知った上で分析する
3 冷静に自分の立場の点検をし、ものの見方、考え方の偏りを修正する
@ 私欲でものごとを見誤らない
A 過剰防衛的な見方に注意する
B ときには、会社の立場を離れた第三者的な見方を試みる
4 複数の立場が錯綜している問題を理解するときは、各立場の本音・希望をつかんでおくこと;特に相対立する希望をもつ者の動きには注目する
5 人の希望を知るには言葉を信用せず、行動を見よ
6 ある意見により誰が利益するかを見よ
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<ポイント>
1)同質のグループ(特に同じ希望を持っている者の集まり)の意見だけでものごとを判断するのは、非常に危険。
2)人の意見をうのみにしない。
「敵に相談せよ。そして、その格言の反対をやれ」(『ユダヤの笑話と格言』現代教養文庫、ザルチア・ラントマン編より)。
3)金に困っている人はニセ札も本物に見える。そういうときは、自分の私欲を考えてみて、もう一度よく見直すことが大切。
@私欲は誰にもあるもので、これをなくそうというのではなく、その分差し引いて考えたらよいのである。
A前項と同様、自分の心理をとらえて、もう一度よく見直すことが、大切。例;蛇にかまれるとナワも蛇に見える。
5)「言うことと、することは、一般的には違うものである」という認識。言葉に惑わされてはいけない。